David E. Lilienthal Papers,1900-1981(bulk1950-1981):Inventory
http://arks.princeton.edu/ark:/88435/rr171x21j
リリエンソールの手紙、レポート、論文、講演、著作を集めたプリンストン大学図書館のコレクション(632箱分)の紹介ページ
Acheson, Dean and David E. Lilienthal (1946) Report on the International Control of Atomic Energy: Prepared for the Secretary of State’s Committee on Atomic Energy, H.M. Stationery Office, 44pp
1946年3月に提出された、いわゆるAcheson-Lilienthal Report。厳格な査察システムと放射性廃棄物の制御を実施することを条件に、原子力に関するアメリカの独占をやめ、国際的機関にまかせることを提案したレポート。
http://www.learnworld.com/ZNW/LWText.Acheson-Lilienthal.htmlで全文を読むことができる。
Lilienthal, D.E., Robert F. Bacher,Sumner T.Pike,Lewis L. Strauss, and William W, Waymack (1947) “First Report of the U.S. Atomic Energy Commision” Science, 21 February 1947,Vol.105 no.2721, pp.199-204
http://promo.aaas.org/kn_marketing/pdfs/Science_1947_0221.pdf
Lilienthal, D.E.(1947) “Atomic Energy and American Industry,” speech before the Detroit Economic Club,reprinted in Bulletin of Atomic Scientists, 3 (November 1947), pp.339-340.
Lilienthal, D.E.(1947) “Atomic Energy is Your Business,” speech given in Crawfordsville, Indiana, reprinted in Bulletin of Atomic Scientists 3 (November 1947), pp.335-38.
リリエンタール D.E.(1950)「原子力の平和的利用」『日本評論』25(7) [1950.07], pp.1-11
Lilienthal, D.E.(鹿島守之助訳,1965)『原爆から生き残る道:変化・希望・爆弾』鹿島研究所出版会,198pp
Lilienthal, D.E. (末田守, 今井隆吉訳1968)『リリエンソール日記 II』みすず書房(5 原子力の時代 1945年8月-12月/6 原子力の時代 1946年)
Lilienthal,D.E. (末田守, 今井隆吉訳1968)『リリエンソール日記 III』みすず書房,489pp(1 原子力の時代 1947年/2 原子力の時代 1948年/3 原子力の時代 1949年/4 原子力の時代 1950年)
Lilienthal,D.E. (1964) The Journals of David E. Lilienthal, Volume II: The Atomic Energy Years 1945-1950の邦訳。同書の中でリリエンソールは下記のように述べている。
「この研究が非軍事用の分野に入っていくにつれて、アメリカの政府や経済生命に対するその影響は、非常に大きなものになりうる。産業界はこれを支配しようとするだろう。そして、それは初めはうまくいくかもしれない。しかし、時が進むにつれて、このような我が人類全体の運命の支配力ともいえるものを、私企業の手に委ねることができないことは明らかになってくるだろう。」『リリエンソール日記 II』みすず書房,p.219
Lilienthal, David E.(古川和男訳,1981)『岐路にたつ原子力 : 平和利用と安全性をめざして』日本生産性本部, 186p ; 19cm.
Lilienthal, David E. (1980) Atomic energy : A New Start, Harper & Rowの邦訳。リリエンソールは,1979年のスリーマイル島事故の根本的原因を操作員の誤操作というヒューマン・エラーに帰す議論に対して、次のように批判している。
「スリーマイル島事故の原因について,結論じみた調査が多く行われるなかで,おもな原因を“操作ミス”に帰する傾向がみられている。しかし“操作ミス”の可能性,さらには必然性を考慮に入れて発電所を設計するのが設計者の責任である。いかによく訓練され,強い意欲を持った人であっても,やはり人間でありかならずミスをしうるのであるから,そのような人間が運転することを考えて発電所は設計すべきである。スリーマイル島発電所のようにあまりにも複雑なものは,操作ミスを招くものである」原著p.50,邦訳p.81
Neuse, Steven M. (1996) David E. Lilienthal: The Journey of an American Liberal, University of Tennessee Press,406pp
Google Booksで全文検索が可能、一部はプレビュー利用可能。同書のp.240では原子力発電に関してリリエンソールが「安い原子力発電はキメラである」と考えていたこと、および「石炭、石油、水力などに対する価格競争力を持っているにしても同じように良い(“just as good”)かどうかを疑っていた」とされている。(His message was blunt: cheap nuclear power was a chimera. Moreover, even if cost-competitive with coal, oil, or falling water, Lilienthal doubted that atomic power was “just as good.”)